勉強のやりがいって、どうすれば生まれるの?
小学生にとって、勉強のやりがいは最初から自然に湧いてくるものではありません。多くの場合、周囲の大人の関わり方や、学習環境の工夫によって少しずつ育っていきます。やりがいが生まれる瞬間には、いくつかの共通した条件があると思います。
まず大切なのは、当然ながら「できた」という成功体験が必要だと思います。やりがいが生まれる前段階では、勉強することが苦にならないことが大前提です。小さな達成でも、お子様にとっては大きな自信につながります。計算が一問解けた、漢字が一つ書けた、音読がスラスラ読めた。こうした“成長が目に見える瞬間”が、次の学習意欲を生みます。そこから「勉強して〇〇になりたい!」や「勉強してテストで100点を取りたい!」などの目標が見えてくる人が多いようです。そのためには、勉強中、飽きずにやり遂げられるよう課題を細かく分け、達成しやすいステップを用意することが効果的だと思います。
次に、学ぶ意味が分かることです。「なぜこれを勉強するのか」が分かると、お子様は学習を自分ごととして捉えられます。なかなか難しいことですが、身近な例や地域の話題と結びつけると、理解が深まりやすくなるでしょう。例えば、岡山の地図を使って社会の学習をしたり、身の回りの自然を題材に理科を学んだりすると、学びが生活とつながり、やりがいが生まれることがあります。
さらに、認められる経験も欠かせません。大人に「頑張ったね」「ここが良くなったね」と具体的に褒められることで、お子様は自分の努力に価値を感じます。結果だけでなく、取り組む姿勢や工夫を評価することで、勉強への関心が高まり、やりがいが生まれることがあると思います。
最後に、自分で選べる余白があると、主体性が育ちます。どの問題から取り組むか、どの色でまとめるか、どんな順番で進めるか。小さな選択でも、自分で決めたという感覚が学習の満足度を高めます。塾授業ではカリキュラムがありますので、それに従って勉強を進めていきますが、その中でも塾生さんたちの気持ちに寄り添って指導することもあります。ご自宅では学習スケジュールをお子様自身が立てることで、守るべきルールとして定着することが多いようですね。
こうした積み重ねによって、お子様は「勉強って面白い」「もっとやってみたい」という前向きな気持ちを育てていきます。そして、やりがいは、同じ目標を持つ友人ができることにより育まれるケースもあります。塾内でも、学校が違う同じ学年同士で、自習時間に会話を楽しむ様子をあちらこちらで見ます。良きライバルと良き友人がたくさんできるといいですね。


